世界初!
パイプオルガン
名盤ガイド

Home
About this site  経緯
Updates & Plans 履歴と計画
Classifications
作品・ジャンル別
レーベル別
演奏家別
Criteria 選定評価基準
Toku's Lounge
Archive 保管庫(準備中)
BBS 百選掲示板
Links リンク
Copyright 画像等の著作権


The editors
Quick Access to:
「百選」編輯委員室
パイプオルガンML
オルガンコンサート
パイプオルガンと音楽




Last updated
2003 - 11/17

This site published by Toku:
Mail <cd100@orgel.com>



 
 Feature of the Cover Page
Back Numbers
"Orgues Historiques" 
「巻頭のジャケット」 に登場した音盤たち
バックナンバー
ハルモニア・ムンディの
「歴史的オルガン」 シリーズ
トップページfeature of the cover page は、随時 デザインの優れたオルガンディスクを紹介するコーナー。残念ながらCD時代になってから、ジャケットの意匠や写真に惹かれて衝動買いすることが無くなった。CDと30cmLPとでは、パケージ情報量に6倍近くの差がある。ヴィジュアルなインパクトは比較にならない。CDには、ロシアのイコンのような細密なデザインが有っても良さそうなものだが、オルガンのアルバムではまず見あたらない。

ハルモニア・ムンディの 「歴史的オルガン」シリーズは、別途 纏めてある

Harmonia Mundi HMO 30.580 : Orgues Historiques
◆ 2003.11.17 掲載
Olivier Messiaen: Messe de la Pentecôte / Ducretet-Thomson DUC 6
1956年の6月から7月にかけて、オリヴィエ・メシアン(1908-1992)は 1926年の「天上の饗宴」から 1951年の「オルガンの書」 に至るまで、自らが作曲した主要オルガン作品を トリニテ教会のオルガンで録音した。

これらは、デュクレテ=トムソンがリリースした最初の 30cmLP らしく、カタログ番号は DUC1 から DUC7 まで となっている (全7枚)。エンジニアはシャルランだが、モノラルの音は良いとは言えない。

しかし、このジャケット意匠は当時の音盤としては群を抜いて秀逸。このLP (1960年代後半に入手) がオリジナル・パケージであるかどうかは不明だが、たぶん違っていないだろう。

これらのメシアン自作自演は 1992年にCD化された (EMI Classics CDZD 7 67400 2 [4枚組] : このCDを購入)。なお、ヴィドールやヴィエルヌの自作自演と共に、「天上の饗宴」と「昇天」のみを、ロンドンのアベイロード・スタジオでリマスターしたCD (EMI Classics D 112187) もあり、こちらの方が音が良い。 
(2003.11.17 Toku)

Harmonia Mundi HMO 30.580 : Orgues Historiques
◆ 2003.10.14 掲載
J. S. Bach: Heinz Wunderlich an der Arp-Schnitger-Orgel der Hauptkirche St. Jacobi ze Hamburg / Cantate 640207
これは 1960後半にハンター本店(銀座スキヤ橋)で見つけたドイツ、カンタータ・レーベルのモノラルLP。ハンブルク・ヤコビ教会のオルガニスト、ヴンダリッヒがバッハのニ短調トッカータやコラール・パルティータ、ザイ・ゲグリュセット等を弾いている。たしか 1600円か1700円 だった。同じ中古でも 国内盤と比較すると割高だったので多少躊躇したが、ジャケットに写っている Vox humana (左から2列目に見える、穴の開いたフタ付いたリード管) の魅力には抗しがたいものがあった。実際には Vox humana はこの盤の曲では使われていなかったのだが。

今聴き直すと、オルガンの音も演奏も特筆すべきものとは言えない。けれども、CDのフォーマットになってから失せてしまった表紙の持つ不思議な魅力 ... パイプの写真故にアルバムを買うとか ... それが在ったから、今私はここでこうやっている、このサイトが在って、今ここで皆さんがこれをご覧になっている、という訳だ。もちろん写真だけでなく、この清楚なジャケットデザイン自体も良かったのだが。

さて、「おるフェチ」的アプローチが奪われた一方で、30余年という時間の経過は、楽器修復における格段の進歩に加えて、歴史的オルガンと演奏技法との関係を解き明かしてくれた。しかしながら、そういった楽器や奏法が歴史的に「本物で正しい」ことが音楽的成果であると多くのオルガン関係者が勘違いしているというのが、大方の現状であろう。そういった状況下で、最近復元修復されたオランダ・カンペン、ピータース教会のハーヘルベール・オルガンでウーリーが弾いたスヴェーリンクなどは特筆すべき録音だ。 (2003.10.14 / 11.12改 Toku)