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パイプオルガン
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2004 - 9/08
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Nominated & Entered
百選候補&最近のエントリー |
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現在、百選へのエントリー検討している盤
◆ 百選推薦盤 8/04
アンドレ・マルシャル・オルガンコンサート
/トゥルヌミール、ボナル、アラン、etc/シラキューズ大学・クラウズ・オーディトリアム
André Marchal Organ Concert (Syracuse Music Festival Series)
Westminster (USA) WST-14130 (LP)
- Rec: 1960 (廃) |
●
米国シラキューズ大学クラウス・カレッジのオーディトリアムに設置されたオルガン(1950年・ホールトカンプ製作)が、50年を経て注目されている。

すでに百選でも フランクの全集や、「20世紀フランスのオルガンとオルガニスト」で取り上げた盲目のオルガニスト、アンドレ・マルシャル がこのオルガンでフランス近代作品を録音していることは、リンクの頁で紹介しているフランスのディスコグラフィー・サイトで知り、気になっていたのだが、最近になってやっと入手できた。

これが、演奏も音も素晴らしい。間違いなく、今まで聴いたマルシャルの録音の中でベストだと言える。

大凡、盲人オルガニストが音感において優れていることを如実に立証するような録音だ。つまり音色の対比や音量が、些かの過剰な表現に至ることなく、完璧なバランスを獲得している。この節度が素晴らしい。

もっとも、音色も音量もオルガンという楽器ではそれほど自由に調節できるわけではない。大半はこの楽器のポテンシャルに左右されるだろう。もちろん、最終的には演奏が全てを決めるのだが...。

ライナーの末尾に、プロデューサー、カート・リストの名前が見える。今日、識者の間で、1950年代から'60年代前半に録音されたウェストミンスター・レーベルのアナログ盤が注目されているが、彼がアーティスティックな面での最高責任者だった。ワインリッチのバッハなど、同レーベルのオルガン録音は少なくないが、このマルシャルの1枚はその頂点を成すものかもしれない。
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◆ 百選候補盤 2003/10/03

スヴェーリンク:オルガン作品/ロバート・ウーリー
◆ 百選候補盤 2003/10/10
ヴァージル・フォックス: 神のみに栄えあれ
VIRGIL FOX : Soli Deo Gloria
Bainbridge (USA) BCD 8005 (2-CD set) (廃?)
最晩年に近い、1979年5月6日のリヴァーサイド教会ライヴ、2時間半におよぶ凄絶な演奏の記録。
Toku
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過去数カ月以内にエントリーした盤
◆ 百選盤決定 6/21

メシアン: オルガン作品全集/ジェニファー・ベイト
Olivier Messiaen: The Organ Works / Jennifer Bate
Regis RRC 6001 (6CDs) (オリジナルは Unicorn-Kanchana)
(準備中) Fugetzu ☆☆
; ●最後の大作「聖体秘蹟の書」を除き、作曲家自身による優れた録音があるが、50年近く前の録音で音質的に難点がある。音色的な魅力はメシアンの音楽には書かせないので、最初に聴く録音としてベイトの全集を推す。廉価盤なので店によっては4千円以下で入手できる。特に、「聖体秘蹟の書」は作曲家公認の演奏/録音でもある。ともすれば官能的・感覚的な部分のみが強調されがちなメシアンの音楽だが、あくまでも理性的に捉えようとするベイトのスタンスから、メシアンの音楽、いやメシアンという人間の本質がえぐり出されるように思う。
Toku ☆☆1/2
アマゾンから購入 (注意: Amazon価格はやや高めです)
◆ 百選盤決定 12/30

即興演奏/エスケシュ (パリ、サンピエール・ドゥ・シャイヨ教会)
Improvisations / Thierry ESCAICH
Chamade (F) 5635
●エスケシュの持ち味は、振幅の激しい情念表現と迅速膨大な伝統書法の処理能力である。この 4 主要聖務に資する即興演奏では、その暴力性は勿論のこと、スパコンのような音楽形成の演算能力の方に驚嘆する。多様な伝統書法の包摂を実現しながら、風琴を多彩なパラメータでダイナミックに操ってゆく。風琴演奏では難しい細かなデュナーミクの技法など、実に見事だ。中でも「聖週間」の 3 つの即興が特に素晴らしい。彼の持ち味は、激しい情念の波のみならず、視覚イメージにもよく訴求する点で、大変わかりやすさも持ち合わせている。 Fugetzu ☆☆☆V
; ●エスケシュの本領はやはり即興演奏だろう。このアルバムがまずは最右翼ということになるだろうか。降誕祭(クリスマス)、聖週間、など典礼暦の主な祭日のミサ、あるいは聖務を想定した即興演奏。
Toku ☆☆
V 暫定
◆ 百選盤決定 11/12

ピエール・コシュロー/ケルン大聖堂のオルガンを弾く
Pierre Cochereau spielt die Orgel im Kölner Dom
Motette (D) CD 12611
(1972年5月30日、ケルン大聖堂におけるコンサート・ライヴ)

●作品演奏と長大な即興からなるコシュローのリサイタル録音。デュプレの暗さを伴わない厭世性、メシアンでの耳からはみ出すほど重層した和声のエロスも味わい深いが、交響曲形式による即興がやはりイチオシだろう。主題を明快・多彩に展開・再現させながら、まさに「コシュロー的」音響を介し、一貫して調性的で形式性に遊んだ即興である。特に2楽章では69年夏の小型オルガンによる即興の幾つかを、また3楽章では74年の「スケルツォ・サンフォニック」を彷彿させる。コシュローの抽出しからは、実に多くの音楽が引き出され、加えて奔放かつ高い集中力を有しながら、音楽は生々しい呼吸に満ち溢れる。
Fugetzu ☆☆ V
●コシュローによるケルン大聖堂での貴重な記録。
最後のトラックに収められている交響曲形式で画かれた即興演奏に注目。
この驚くべき壮大な表現による音楽は、19世紀後半のフランス交響楽派に見られた冗長的なものとは違い、真のオルガン交響曲の具現化を
思わせるほどの感動的な内容に満ち溢れている。コシュローの高い音楽
性を今まで以上に眺望することが可能な1枚。
Hiro ☆☆☆ V
●"Veni Creator Spiritus" (来たれ、創造者なる聖霊よ) に基づく交響曲形式4楽章の即興演奏後半に注目。第3楽章スケルツォで漸くエンジン全開となリ、フィナーレまで持続する。霊感を得るとやはり凄い。冒頭のデュプレとメシアンは付け足し。('04.01.06 修正)
Toku ☆☆
◆ 百選盤決定 8/19

芽生える魂/ナジ・ハキムの即興演奏
L'âme en Bourgeon (Hommage à Olivier Messiaen) / Improvisations of Naji Hakim
on poems by Cécile Sauvage.
Narrator: Catherine Salviat.
Concert at La Trinité.
Rejoyce (F) JOYCLASSIC 004 (Rec: 1998-Dec)
●メシアンの母セシル・ソバージュの詩『芽生える魂』の朗読とハキムの即興。
オルガンと朗読のコラボレーションは、オルガンの豊穣な音色が表現的に奏効し面白い内容の録音が多いが、これはその中でも出色。メシアン自身による録音もあるが、即興における演奏内容は格段にハキムの方が面白い。詩の感興表現の自在さと閃きの豊かさ、音のパレットの広大さ、どれを取っても素晴らしい内容で、ハキムの録音の中でも精彩を放つ1枚。Fugetzu ☆☆1/2
('03.09.07 修正) ;
●ハキムは即興を得意とするが、これはその中でも格別霊感に満ちた演奏。本人から聞いたところでは、 この録音の直前、彼はひどい偏頭痛の発作に襲われていたという。
Toku
☆☆
('03. 9.07 up)
◆ 百選盤決定 8/05
編輯委員室 (7月音盤雑録)
で取り上げたスコットのマサイアス

ウィリアム・マサイアス: オルガン音楽/ジョン・スコット (セント・ポール大聖堂)
William Mathias : Organ Music / John Scott, Organ of St. Paul's Cathedral
Nimbus (UK) NI 5367 -
Rec: 1993-Jan
(廃)
● スコットによるマサイアスのオルガン作品。語り口の明快さ、知性が下支えして情感に流れないところがマサイアスの特長と思うが、音楽構成/技術構造の効率の良さが、実に英国人らしいオルガン作品と思われるし、ここに収録された作品もコンサートピースとして卓れたものであろう。スコットのシンパシィに富み、バランスの良い感性がうまく和合した演奏は、幾度か聴いているうちに、その良さが染み出てくる。 Fugetzu
☆1/2
; ● ウェールズが生んだ代表的作曲家マサイアスのオルガン作品10曲を収録。セントポール大聖堂の現オルガニスト、ジョン・スコットの録音の中でエルガーのソナタとならんで音楽的に充実した演奏の聴ける一枚。マサイアスはオルガニストではなかったものの、不協和音の用法を通じてオルガン独自の音色が新たに追求される。もともと劇的な表現や渋い叙情性では定評のある作曲家でもあり、個人的にはトップにランクしたい20世紀オルガン音楽。
Toku ☆☆ ('03.08.15 up)
◆ 百選盤決定 5/22

チエリ・エスケシュによるデュルフレ・トリビュート (パリ:サンテチエンヌ・デュ・モン)
Hommage à DURUFLÉ / Thierry ESCAICH
Calliope (F) CAL 9939
● 恐るべきオルガニスト、エスケシュによるデュルフレ・トリビュート盤。自作
を除く作品演奏という観点からも興味深いが、内容の素晴らしさに度肝を抜かれる。「組曲」は、この作品の持つダイナミクスを徹頭徹尾引き出した演奏で、他の同曲録音では類例を見ない。激流と静粛な深淵とが頻繁に交差し、デュルフレの音楽に本来存する濃厚さが強い求心力を伴って、初めて顔を出したといってよい。また「4つのモテット」につけられたエスケシュの即興も、大変見事なもの。
改めてデュルフレの音楽の奥行きを実感できる 1 枚である。 Fugetzu ☆☆1/2
('03.08.28 修正) ● パリ音楽院で8つのプリミエ・プリを取り、現在は母校で作曲を教えるエスケシュ。オルガニストとしてはデュリュフレの後継者として、サンテティエンヌ・デュ・モン教会の主席奏者を務める。特に即興演奏を得意とし、このCDでもデュリュフレのモテトでアルテルナティムに奏される即興(特にトラック12)が良い。デュリュフレのトッカータは、終結部に向けての演奏が圧巻。録音も透明感が高い。Toku ☆☆
V ('03.06.20 up) このCDを購入
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